2018年から改めて始めます!

· コンサート
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こんにちは!まちこ先生です♫

このフレーズのご挨拶もブログの更新も一体どれだけぶりでしょうか。

 

突然ぱったりと消えたかのように報告も出来ず、今日まで数年の月日が経ちました。

多くの皆様には、大変なご心配をおかけ致しました。

この間に、どんどんメンバーは活躍の場を広げていき、すっかり有名人の今井くん、帰国して飛ぶ鳥を落とす勢い、今や日本期待のテノール歌手の芹澤くん、大きなオペラの舞台でもどんどん主役を張り、誰よりも魅力的でどの舞台でも大歓声のソプラノのさっちゃん。

 

第一線で活躍中に、結婚や出産で第一線を引いていった女性の楽器奏者達。

出会った頃は高校生だった後輩や教え子さん達も、今や立派な先生や演奏家。

 

お手伝いスタッフの皆様方もバリバリキャリアウーマンとママの両立にと頑張っています。

 

また、大活躍中で、これからという時だった為、音楽界の財産を失ったというニュースまで流れた、トランペッター鎌田くんの逝去。

いまだこの現実は、受け入れられずにおります。

立ち上げた時にずっと応援して下さっていた、大好きだったワレ神父様も逝去されました。

 

この社団法人の前身の2006年は、私がまだまだ音楽事務所にも所属もしておりましたし、フリーの仕事もどんどん引き受けていた真っ最中の若い時分。

年間何百本!と元気に仕事で飛び回っていた中、プライベートでのあるきっかけから始めたものでした。

社会貢献、子供達の未来や、何より平和を考えて立ち上げたもので、当初は仕事の合間にと思っていたものが、いつの間にか必死に行っているうちに生きる糧になっていて、社団法人化したものです。

 

チャリティコンサートは20回を超えていた最中、2010年に私自身が大きく体調を崩していき、線維筋痛症という難病を発症し現在に至っております。

コンサートは出来なくても、何か出来る支援活動だけは、細々とずっと続けさせて頂いておりました。

 

全く日常生活が送れないほどの激しい激痛に耐え続ける毎日は、2年近く病いを見つけてもらうことが出来ず、何度もこの世から消えてしまおうと考えていたのを、家族が察し理解し、受け入れてくれていました。

それがなければ、今、私は生きていることはありません。

 

この病は外からは見えません。

病気だから難病だから、それらしくしていなければならないとは思えず、いつもと同じ顔でいつもと同じ自分でありたい。

毎日必死で立ち、笑い、何年も過ごしていましたが、人前で頑張るほどに、影では歩く事もままならず、杖をついて震えたり倒れたり、意識を失ったり、痛い痛いと泣いて叫ぶ毎日の姿を、家族は見守って助けてくれていました。

 

この事を公にしてもいいかなと思ったのも、レディガガさんの病気の公表にもありました。

 

必死で病気の事を調べたり見ている中で、頑張るほどに見た目には分からないので理解されないことも多く、結果苦しみ、余計に症状が酷くなる方も多いということも知り、自分だけじゃないのだなと共感したり、何だかホッとしたりと思ったこともありました。

 

同じように頑張っている誰かに、私が病気になった事も役に立つのかなと、隠さずに生きています。

人は誰でも苦しい何かを抱えて生きているし、辛い思いは誰しもがしていると思うので、特別だと思っていませんので、普通に生きています。

 

でも、私が実はこの病気なのだと打ち明けた時、友人の一人がポロポロ泣きだしたことがありました。

彼女はアナウンサーでしたが、憧れの先輩アナが同じ病気で幼い子供を置いて、この世を後にしたからと。

丁度、同じ状況の私を見て、ポロポロポロポロ泣いてくれて、私も思いが溢れ泣きだしてしまいました。

だから、やっぱり家族でも友人でも、誰でも、苦しい時は理解したり共感してくれる人は大事なのだなと改めて思いました。

 

この病気は一度なると体調の良い日はありません。

痛みがゼロになる日もありません。

いつも痛いし倦怠感の中で生きていて、いつ激痛に襲われ、それが何日、何週間続くのか、自分でもわかりません。

 

耐え続けた後には、私の場合は疲労で意識をよく失います。

危ないなという時は、ベビーカーを急いで押し、赤ちゃん休憩室で意識朦朧と寝ていた事もありますし、今でも時折あります。

 

普通ってすごく奇跡的で幸せな事だってこれまでも思っていましたが、病気になって、当たり前の事が当たり前に出来なくなったら、それがより深く思うことになりました。

病気になるとみんな思うって言うけれど、本当に本当にそうなのですよね。

 

もっともっともっともっと重い病や、大変な状況の方は世の中沢山いらっしゃる訳で、そういう方に思いを馳せると、気を失いそうになります。

 

 

この病と付き合って五年が過ぎようとしています。

 

ピアノの蓋は開くことさえありません。パソコンを開くことすら出来なかったので、、、。

ずっとお断りして年月は過ぎました。

だんだん出来ない現実を見ることも嫌で、見ないようになっていきました。

育児という肉体労働も必死でした。

でも、少しずつ、今は前向きになれて、この度、久方ぶりに依頼をお受け致しました。

 

一年に一度も弾かないのに、出来るのだろうか、しかも合わせもリハもなく?

そもそも悶え苦しんでいる最中かもしれないと思い、不安しかありませんでした。

 

でも、当日は、縁あった皆様でどんどんあっという間にいっぱいになり、立ち見の皆さんにも埋め尽くされたと聞きました。この度も、大歓声のもと楽しく喜び溢れるコンサートとなりました。

また、後日、事前に問い合わせもあったとお聞きしました。

テノールの芹澤くん、ソプラノ遠藤さっちゃん、クラリネット木主さん、サックス梅、とメンバーにも恵まれ、何とか、いつも通りの普通をと必死だったので、良く見えていませんでした。

本当に有り難く思っております。

 

ちなみに以前は目も針で延々と刺されるような激痛なども頻繁にありました。

光も痛かったりします。

でも、メンバーも私がやりたいいつもの姫りんごのような雰囲気を一緒に作り上げてくれ、お客様も大喜びして下さったと聞き、いまだに大反響とのことで、安堵致しました。

 

改めて、また姫りんごの本格的な復帰も1年に一度でも、いや2年に一度でもいいのでいつか開催をと思いました。

 

さて、、、

今回の動画を見たいという方、以前のようにDVD とおっしゃって下さる方もいらっしゃるのですが、、、

大変心苦しいのですが、こんな時代なのでここでの掲載は控えさせて頂きます。

一曲のみ

トスカより「星は光りぬ」

を掲載させて頂きます。

携帯の撮影ですので、音声は悪いのですが、、、

まずは、このホームページやブログの再開をとご協力してくださった

株式会社 DENKEN様に、心より感謝致します。

 

メンバーにも、今後は更新してもらいたいなと考えておりますので、各メンバーのファンの皆様もどうぞお楽しみになさって下さい♫